テレセントリックレンズ Telecentric-Lenses

テレセントリックレンズTelecentric-Lenses

テレセントリックレンズテレセントリックレンズの特徴は、主光線が光軸と交わらず平行であることです。
物体側・像側双方が平行であれば「両側テレセントリックレンズ」。物体側・像側どちらか一方が平行であれば「片側テレセントリックレンズ」となります。(便宜的に「物体側テレセントリックレンズ」「像側テレセントリックレンズ」と呼びます)

主光線が光軸と平行=テレセントリックが成立している光学系では画角が発生せず物体あるいは像(面)が上下しても光学倍率に変動が生じません。 常に倍率は固定です。

物体あるいは像(面)が上下することでピントはぼけますが、光学倍率に変化がないため奥行きのある物体や被写体あるいはカメラが振動等で上下する環境下での寸法測定や位置決め計測、パターン認識等に最適の光学系となります。

また、テレセントリック光学系と同軸落射照明系との併用で鏡面状の対象物の微妙な反射率の変化を捉えられることから、ウエハーやガラス基板上の汚れ、指紋、キズ、IDマーク等の判別・測定・認識等に最適な光学系システムとなります。

オリオン・オプティクス株式会社ではここ数年で急激に需要が伸びているメガピクセルカメラに対応するテレセントリックレンズを豊富に取り揃えております。 仕様・詳細はこちらのPDFカタログをご参照ください。